『フライの雑誌第46号』の内容の一部
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特集◎1999グラスロッド
1999グラスロッド図鑑
グラファイトロッドが登場してすでに20数年。現在流通しているフライロッドのほとんどはグラファイト(=カーボン)素材だ。これまで、多くのメーカーはグラファイト素材の開発がすすむなかで、初心者にも扱いやすいということなのか、ひたすら高弾性(反発力が強い)素材でつくられたグラファイトロッドを次々に送りだしてきた。しかしここ数年、日本のメーカーを中心に非高弾性・非高反発力のスロー・アクションのグラファイトロッドも登場するようにもなった。その結果、今ではフライショップには多種多様のアクションのグラファイトロッドが並んでいる。
そこへきて、ここ数年の間に、グラスファイバー素材のフライロッド(=グラスロッド)が新規に、もしくは廃版モデルを復刻して、市場にリリースするロッド・メーカーが何社か出てきている。一度すでにグラファイトにとって代わられたグラスロッドは、言ってみれば一世代前のロッドだ。
そのグラスロッドが、なぜ今再び注目を集めているのか。また、グラファイト全盛以降に登場している現在のグラスロッドは、グラファイト以前のグラスロッドとどう違うのか。そして一部の釣り人が今もグラスロッドを使っているのはなぜか。
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特集◎1999グラスロッド
私にとってのグラスロッド/スペックとメーカーによるコメント
青木秀男 村川正敏 小林敦人 カブラー斉藤 佐伯信行 西堂達裕
アングラーズリパブリック フェンウィック ティムコ 渡辺つり具店 喜楽釣具 ハウス・オブ・ハーディー 佐々野つり具店 ラミグラス ファイバーチューブ R・L・ウインストン つるや釣具店 テンリュウ スコット ステファン
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日本釣り場論(23)私たちは遊魚規則を守ることができるか?
現在の各釣り場の遊魚規則は、よりよい釣り場を維持するために
ほんとうに役立っているのだろうか
遊魚券が買いにくい
中沢 ふだん遊魚規則を意識してますか?
樋渡 通い慣れた釣り場では、せいぜい「遊魚券を買ってから釣る」というくらい。券の裏面にはたいてい主な遊魚規則が印刷してあるけれど、意識しないなあ。
中沢 じゃあ、どこかで「この規則はおかしい!」と感じた経験はありませんか。
樋渡 そういえば、芦ノ湖。ここ数年、春先は芦ノ湖へ行くことが多くて、たいてい年間遊魚券を買ってから釣ってるんだけど、ある年買わなかった。そしたら早朝の釣りたい時間帯に釣ることができない。私はボートは使わないから。朝早いと遊魚券を売っている店が開いてない。だから割増の現場売り料金は承知のうえで釣り場に入った。で、漁協の監視係が来て遊魚券を買おうとすると、「事前に買ってから釣ってください」という。
でもね、芦ノ湖の釣りは「日の出一時間前から日没後一時間まで」となっているのに、その時間に合わせて遊魚券が買えないのはおかしい。もちろんそのむね監視係に言いました。そしたら、そういう声がほかにも多かったのかどうか、翌年から芦ノ湖で釣ることができる時間帯は遊魚規則で「日の出から日没まで」となった。しかし、それでもまだ「日の出」を釣るために必要な時刻に遊魚券を買える態勢になってない。
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アメリカに学べ(2)
イエローストーン国立公園の「フィッシング・レギュレーション(遊魚規則)」を読む
アメリカ中西部のイエローストーン国立公園は、アメリカ国内で非常に人気の高い釣り場であり、著名な観光地である。広大で奥深い公園内の河川湖沼に棲む野生のマスに憧れて、日本からも毎年多くの釣り人が訪れる。公園の利用者は、公園管理上の根拠に基づいた厳密な規則を守らなければならないが、同時に、公園管理者側からは利用者がレクリエーションを楽しむ上での様々なサービスが提供されている。
釣りは公園内での大きなレクリエーションのひとつとして認められている。イエローストーン国立公園のフィッシング・レギュレーション(遊魚規則)は『Fishing Regulations Yellowstone National Park』という一冊のリーフレットになっている。この小冊子は公園へ入園する人すべて(一般の観光客にも)に、公園入口のゲートで無料で配布されている。エリア別、魚種別などによるレギュレーションの指示の細密さ、釣り人への呼びかけの分かりやすさなどには、目を見張るものがある。(編集部)
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釣り場時評(31)
メダカ、トキ、ブラックバス、そして純血主義
水口憲哉
世田谷区を流れる野川に生息するメダカはどのようなルーツをもっていれば許されるのか。中本賢さんの野川のメダカに対する気持ちと活動を知りつつ、ついそんなことを考えさせられてしまった。中本さんは、数年前に野川にメダカのいることに気づき、昨年夏より、飼育、調査と強い関心をもつようになり、その増殖をも考え始めたら、メダカが「レッドデータ・ブック」にも登場し脚光を浴びるようになった。そこで、中本さんは世田谷区役所へメダカの保護を要請した。世田谷区の環境課調査啓発係は三年前よりその存在を知ると同時に、世田谷トラスト協会が新潟大学の酒泉満教授に遺伝的調査を依頼した結果も知っていた。アイソザイムやミトコンドリアDNAについての分析結果は、野川のメダカは西日本型であり、東日本型ではなかったというものであった。その挙句に、野川のメダカは、「世田谷弁を話すメダカではなく関西弁だった」ということになり、人々をシラケさせ、野川のメダカは強い関心をもたれることもなくそのまま放置されることになった。そこに中本さんが保護を申し出ても、そういうことだからと区は動こうとはしなかったようである。
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至福の
里川
ニュージーランド南島にて
備前 貢
ニュージーランドへ
(タバコ吸いたい……)
名古屋空港からシンガポールを経由してニュージーランドのオークランド空港までの十数時間は辛かった。
愛煙家のぼくにとっては、難行苦行にも似た飛行機の旅だった。
(全席禁煙やと、ふざけんなよ……)
はっきり言ってこれは差別だ。
ところで、ぼくは今回の旅で初めて知ったのだが、ニュージーランドは農業国なので検疫が厳しいらしく、フライのマテリアルなどの持ち込みは禁止されているうえ、ウェーダーやウェーディング・シューズの汚れにもうるさい、ということだった。やっと着いたオークランド空港の税関でもアレコレ聞かれることになった。
「みんなピッカピカです!」
一刻もはやくタバコが吸いたいイライラ気分丸出しで、思わず日本語でそう言った。
だが、生真面目な顔をした女性検閲官はイヤな顔もせず、かと言ってにこやかでもなく、事務的に何か言うと簡単に通してくれた。
悪くない旅の第一歩だ。
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つくればわかる、バンブーロッドの価値
バンブー・ロッドの基本的な製作過程/連載3
バインディング、火入れ、仕上げ削りの準備
山城良介
この連載のバンブー・ロッド製作工程は、基本的にホギー・カーマイケル がエバレット・ギャリソンのバンブー・ロッド製作方法をまとめた『A Master's Guide to Building A Bamboo Fly Rod』にそっています。前回同様7フィート(213センチ)の2ピース・ロッドをつくることを想定しています。
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