豊かで平穏だった毎日を大きく変えられてしまった今回の原発事故の責任は誰にあるのでしょうか。これを公害といわずして一体何だというのでしょうか。これほどまでに広範囲に被害を及ぼしている大事故を起こした一民間企業が、事故後一年以上が経過しても調べられない理由はどこにあるのでしょうか。
「福島原発告訴団50人の陳述書」の血を叫ぶような被害者報告から。たったの840円で重すぎる内容。でも読む。そして忘れない。明石昇二郎さんの解説、「原発事故ほど理不尽なものはない」の書き出しが刺さる。締めの一文より以下。
私たち人類は、海を土を風を放射能で汚しました。地球のバランスを崩しました。もう、二度とこんな事故を繰り返してはならないのです。…どんな時代にあっても、暗闇に光る蛍のように自らを燦めかせて生きていきましょう。
わたしは何の役にも立たないただの釣り人ですが、原発事故に苦しめられている避難者が、福島県だけでも15万人以上もいるこの悲惨を放置しておいて、オリンピックを東京で見たいかって？ あたまおかしいでしょ。とふつうに思う。
