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新装版『水生昆虫アルバム』
内容紹介・書評紹介

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島崎憲司郎氏の仕事
目次/本文一部紹介
新装版『水生昆虫アルバム』に寄せて(全文)島崎憲司郎
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●本当のことをいえば、かつてこの雑誌に連載されていた「水生昆虫アルバム」をまとめた本だと思っていた。しかし、このAFVは違っていた。とても面白い。特にパート1。魚から見た虫の状態がフライフィッシング的にまとめられている。オオマダラカゲロウのイマージャーが水中できらめかないことにビックリ。(中略)もちろん、本題のパート2もよかった。そのチラカゲロウの項に某氏の味見実験のことが載っていたが、1989年8月の「アングリング」誌にもそのような記事が載っていたことを思い出し、見てみると、やはり…。この某氏とは島崎さんご本人のことか。それにしても1989年ころすでにこのレベルで水生昆虫を観ていたというのは、すごいの一言。(福島県/26歳)
●今夜仕事から帰って読んでます。8時30分に帰っていま11時。風呂も入らずビールだけ飲んで、読む。とりあえず、付録から読むというのは、月刊マンガ誌で育った世代のクセでしょうか。本編の構成を見ると納得。アッケラカンとした散文的なサワヤカサがあります。科学的でもあります。これから風呂に入って、また読みます。(福岡県/44歳)
●こんな素晴らしい本ができるのなら、発行が遅れるのは気になりません。のんびりやりましょう。(東京都/38歳)
●少し値段が高いかなと思いつつ予約しましたが、内容をみて納得しました。長〜く待ったかいがありました。これからもこのような本の出版をお願いします。(愛媛県/38歳)
●翌日の朝まで夜通し目を通しました。水生昆虫がハッチするときは魚がライズするときでもあり、釣りをしたいジレンマにかられながらネットでイマージング中の虫を採ってながめる、そんなこんなで今年の春のいい時期を過ごしましたが、来年春も竿をほったらかしにして川岸で背中をまるめて虫をながめる自分を想像すると、こわいです。(岐阜県/32歳)
●ウーン。と唸る出来栄え。ところどころの島崎流のユーモアが塩コショウ。私にはとうてい到達できない世界だから、この本は何回読んでもオモシロイ。写真もキレイで詩のようにも思える。(岩手県/43歳)
●おそらく日本だけでなく世界的にみても、これだけの本はあまり見当たらないようなもので、とくに魚の視点からみた水生昆虫の生態は、これを専門にしている研究者もおよばないところがたくさんあります。島崎さんにも別に手紙を差し上げようと思いますが、これだけのものを作られた貴社にも深い敬意を表します。(石川県/67歳)
●「ここまでやるか、ケンシロウ」って感じ。とにかくやることが半端じゃない。長くエサ釣りやってきて水生昆虫、いえ、カワムシっていうとクロカワとチョロとオニチョロで片付けてたオレなんか、BFコードなんて鳥肌がたつ思いで読んだネ。(東京都/62歳)
●すばらしい作成方針・内容の本が出来たなという気がします。だれもが知りたいがだれもやっていない貴重な本ですね。日本でこのような本が出版されたことがうれしいです。(神奈川県/36歳)

●この本が素晴らしいと思うのは、「水生昆虫アルバム」であって「パターンブック」ではない所です。ハウツーやマニュアル本ばかりの昨今、「鍵はあげるから、後は自分で開けな!」て所がいい。近頃、「何故釣れないの?」から「何故釣れたのだろう?」に考え方が変わってきた僕にとてもタイムリーです。この本で心配事があります。これだけの内容を入れる引き出し(おつむ)が無いこと、釣りの最中虫たちを見るルーペが取り出せるかどうか…です。(富山県/33歳)
●少年の心を持ちつづけた才能のある照れ屋の大人がつくったんだなーという印象です。島崎氏のことは、ドライシェイクでお世話になるくらいですが、実はすごく照れ屋な性格の人なのではないのかなと思いました。写真は圧巻でした。今まで長年フライフィッシングをやっていて初めて知ったことがたくさんありました。(東京都/39歳)
●半年や一年ぐらいの遅れでガタガタしてるようじゃ、フライの雑誌の読者としてはまだまだだね。でも、そんな人たちも今ごろこの本をみてブッとんでじゃってるでしょうね。しかしまあ、よくやってくれました。何といっても圧巻は「ハッチ・マンダラ」。ハッチ・コードにBFコード。なんとまあこれだけの情報量を組み入れ上げたことか。いまさらながら感心するばかり。「マッチ・フック・ガイド」のTMCフックを「我田引水」と言ってますが、何をおっしゃるやら。いまやTMCフックはワールドクラスのスタンダードですゾ。「描きなぐった」なんて言っちゃって、あの絵はとんでもなくイイ。フィットロックの「GUIDE TO AQUATIC TROUT FOODS」なんて吹っ飛びましたネ(俺様は英語が判らんしネ)。あの鱒がくどくなくて実にイイ。瑞々しい。オレは好きだね。それにしても「スゴイ」とか「さすが」とか「オーッ!」なんて言葉しか出てこない自分が情けなくなる。写真はもう、俺様なんてゴメンナサイだけで、ただ頭が下がるだけ。とくにオオマダラのイマージング・シーンは凄すぎて寒気だってしまった。ヒゲナガ・ピューパ(BFO)は夢に出てきてしまった。それに「楽屋話」や「舞台裏」が何ともシャレているし、この本の土台が少し見えたようでウレシイ。この手の本は正座して読むようなのばっかりだけど、「シマザキ節」でやっちゃうと、何とも判りやすく、オモシロク読めてしまう。そしてタメになる! それに「付録」ときたもんだ。これには泣けた。ああ、もう何を書いても同じことばかり書いているようなのでやめます。ほんとうにご苦労様でした。そして貴重な一冊をありがとうございました。(北海道)

●目の前にライズを発見! フライフィッシャーマンなら誰もが胸を躍らせる瞬間ですが、そのライズを取れるか取れないかは、いかに「心」を落ち着かせることができるか、いかに自分の持てる「知識」を引き出すことが出来るか、そしてその知識を生かす「技術」を発揮することができるか、この三点によるところが大きいと思います。自分は今まで、このような時あまり知識に頼ることは無く、魚が捕食しているであろう対象に近い色と形のフライを結ぶことで、苦労すること無く、魚を手にすることができています。どんなに考えても、ライズを繰り返している魚をキャッチ出来なかった記憶はありません。もしかしたら、本当にシビアなライズという奴にあったことが無いのかも…。ところが先日、魚野川水系のある堰堤で、イブニング時に、ライズしている岩魚に対して、おそらくカディスだろうと、茶色のフライを流すと、3投目でヒット。さて何を食べているのかとストマック・ポンプで魚の胃内容物を確認すると、夥しい数の今までに見たこともない昆虫の成虫(おそらく)が出てきたのです。いままでもメイフライやカディスを偏食している魚は見てきましたが、その時はいままでに見たこともない昆虫(双羽目の1・5センチほどの水生昆虫)を偏食していて、気持ち悪ささえ覚えました。自分はその時に、水生昆虫についての知識の少なさに気づき、「水生昆虫アルバム」を真剣に、まるで試験に臨む学生のように、読んでいるところです。読むうちに、島崎さんのフライフィッシャーとしての、水生昆虫と魚との関係についての考察の鋭さに、ただただ感心するばかりです。水生昆虫についての入門書といってもよいほどの分かり易さで、こんな私でも理解しやすくありがたく読ませて頂いております。水の中の小宇宙へも、この「水生昆虫アルバム」からなら、飛び出すことができる。そんな風に感じています。(神奈川県/28歳)
●周囲にフライをする人がいなかったため、独学でフライフィッシングを身に付けようとしてきた私にとって、最も参考になるのは、本とビデオでした。キャスティングやフライの巻き方の参考文献は沢山ありましたが、水生昆虫についてのわかりやすい本というのは今までありませんでした。結局「○○カゲロウは…で」という説明と図が載っているだけで、生きている昆虫の雰囲気が伝わってこないものが多かったのです(私の買っている本がよくないのかもしれませんが…)。しかし、『水生昆虫アルバム』は、豊富な写真(特にふだん目にできないような水底から水面への浮上の様子など)と、あの絵(特にトビケラの独特の動きは興味深いものでした)で生きている虫の姿が鮮明に目に浮かぶものでした。『水生昆虫アルバム』は今私の車に乗っており、釣り場に早く着いた時や休憩時には目を通す愛読書になっています。 (北海道/32歳)