■『フライフィッシングの一年』はフライの雑誌社が初めて発行した単行本です。『フライの雑誌』誌上で「フライフィッシング中毒」を連載していた黒石真宏さんによる12編の書き下ろしと、おなじく「優しき水辺」を連載中の斉藤幸夫さんの22葉のイラストを収録しています(斉藤さんは『フライの雑誌』誌上ではカラーでの作品発表が多いですが、この本のモノクローム作品もまた格別の深みがあります)。実体験と空想を織りまぜ、さまざまな題材、さまざまな視点から新しい世界をつむぎだしている黒石真宏さんの文章は、誰もが一度は経験したはずの「熱狂の時」を圧倒的なリアリティをともなって思い起こさせます。
■目次 春の匂い/冬の夜の自閉的遊びについて/回帰/森村さんへの手紙/四月の釣りを巡って/川茂堰堤の釣り(太郎と花子のこと)/モンカゲロウ予報/バッタのいた川/奥多摩通い/一泊二日/風太郎が来た日/禁漁カタルシス/あとがき
■『フライフィッシングの一年』本文ページの一部。

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