第1回(2005.09.03)
毎日サンマを食べる。
第2回(2005.09.10)
私は言葉にうるさい
第3回(2005.09.17)
携帯電話でぐだぐだ。
第4回(2005.09.24)
どこでもジンギスカンを食べる。
第5回(2005.10.3)
何でみんなガンダム系にすんだよ
第6回(2005.10.8)
本当にお金がなくなってくるとどうするか?
第7回(2005.10.15)
サルマタケ?
第8回(2005.10.22)
高巻き
第9回(2005.10.29)
アイちゃんとか言ってんじゃねーよ!
第10回(2005.11.6)
民宿まねき食堂? 前編
第11回(2005.11.12)
民宿まねき食堂? 後編
第12回(2005.11.20)
blogなんかダメだ
第13回(2005.11.28)
カムイト沼と兜沼
第14回(2005.12.7)
お前はうちの子じゃないんだからな(1)
第15回(2005.12.13)
お前はうちの子じゃないんだからな(2)
第16回(2005.12.23)
DIY っていうのはどうなのか?
第17回(2005.12.30)
天才武豊騎乗、単勝1.3 倍無敗の3冠馬ディープインパクト敗れる
第18回(2006.1.27)
雪(その1)
第19回(2006.1.29)
雪(その2)
第20回(2006.2.5)
9番用のリールがない
第21回(2006.2.18)
トリノオリンピック雑感
第22回(2006.2.28)
じゃらじゃら
第23回(2006.3.27)
貧民のデジタルライフ?
第24回(2006.3.27)
猫を釣るのは簡単である
第25回(2006.4.1)
私はラジオが好きだ
第26回(2006.5.29)
ウェイディングジャケットは釣り師の勝負服である
第27回(2006.7.1)
ウェイディングジャケットは釣り師の勝負服である 2
第28回(2006.7.8)
貧民のデジタルライフ? 2
第29回(2006.7.29)
道北遠征下準備1 「オールマイティ船」前編
第30回(2006.8.5)
道北遠征下準備2 「オールマイティ船」後編
第31回(2006.8.15)
道北遠征下準備3 「帰ってきたST-14」
第32回(2006.8.22)
道北遠征下準備4 「スーパーカブ号をスーパー整備する」
第33回(2006.8.29)
むしむし大行進
第34回(2006.11.6)
ついにデジカメを買う
第35回(2006.11.22)
貧民の食卓 その1
第36回(2006.11.30)
貧民の食卓 その2
第37回(2007.2.25)
最近うるさいいじめ問題について
第38回(2007.3.2)
ボラ1
第39回(2007.3.12)
ボラ2
第40回(2007.4.5)
日本の芸能界を台無しにしているのは倖田來未と Exile である


カブラー斉藤:紹介
◆本名:斉藤良文。豊島区在住。『フライの雑誌』常連寄稿者。『フライの雑誌』に「人生にタックル」、「コンプリートマテリアル解剖実習」を連載中。都内在住のフリーアルバイター(ニートは卒業)。
◆第69号の「コンプリートマテリアル解剖実習」ではフライマテリアルとしての「タヌキ」の可能性を大まじめに探り、ごく一部から熱狂的に支持された。
◆「腕では劣ってもフライでは負けたくない。発想から何からオリジナル度の高いフライで、周りの人よりはるかに大物を(もしくは数を)、釣りたい」 「おまえがそうやって小魚を喰うなら俺はおまえを釣ってやる」など、なぜか最近、名言を吐き続けている。
カブラー斉藤氏の「人生にタックル」は『フライの雑誌』で人気連載中です。ご意見、感想、苦情はこちら
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第38回(2007.3.2)
ボラ1

久しぶりにボラ釣りに行った。数ヶ月ぶりである。前回行った時は時間がなかったこともあるが、何本か掛けたもののすべてバラすかブッちぎられた。
最近釣りそのものをしてなかったのでどこかに行こうとは思ってはいたが、気軽に行けるとすればボラぐらいしかない。しかし仕事が夜勤のため完全に夜型になってしまい、休みの日に起きたら暗くなっていた、なんてのはザラで、(私にしては)よほど早起きしないと日の暮れるのが早い時期には釣りなんて行けたものではない。
行けるところまで行くか。ゆっくり走る
行こうと思ってから2週間ぐらいたった休日もやはり起きれず、最初に気が付くと既に暗かったのでもっと寝てやれということになり、「もう眠れん」と起きたのが夜の11時。明日は仕事だが、仕事は夕方5時からなので早朝から行けば全然余裕だ、と思いついた。
いつものように無料エロ動画ダウンロードしたりしつつも、一応ちゃんとフライも巻き、しまった、洗濯物も溜まりに溜まっている、と思ったがさすがに深夜に洗濯するわけにもいくまい、朝やるかとか、いろいろぐだぐだしているうちに、結局出発したのは昼近くになってしまった。
当然自作のチェストパック(としては現実には使えないのでショルダーバッグ。『フライの雑誌』75号参照)も持っていったが、それだけでは入りきらず、いつものデイパックも携行。乗る前にカブ号の残燃料を確認するとほとんどない。リザーブになったままではないか。まあどっかで早めに入れるとしよう。
今回はいつものルートじゃなく、都心部を通るルートを採用。祝日だから空いていると踏んだからだ(しかしこれが結果的にはかなり裏目)。しばらく走るうち、燃料がないことなどすっかり忘れ、途中で気付くも既に皇居の付近。さすがにここらへんにゃあガソリンスタンドなんてねーだろーなーと思いながら、シートを開けて燃料計を見ると、実にぺったりとempty側に針がくっついている。まあ行けるところまで行くかとなるべくゆっくり走ることにする。
信号の度にエンストしつつも、何とか掛ければ掛かる状態も当然すぐ終了。完全に空になったので押しつつ、コンビニでのど飴などを買いながら近くにガソリンスタンドがないか聞いてみる。対応の店員は一見日本人かと思ったら(中国系の?)李さんで「ココラヘンハシュクジツダカラアッテモヤッテナイヨ、アカバネバシマデイケバアルケド…」と教えてくれた。地図を確認すると、ちょっと距離はあるが行けないこともない。
ガス欠のカブ号を都心で押す
何とかそこまで押して行って給油。すっからかんから満タンの4L入ったとはいえ、なんと600円オーバー。車に乗ってる奴から見ればちゃんちゃらおかしいかも知れんが、今までカブ号の給油でこんなに取られたことはない。いくら最近ガソリンも高いからっつったってまたちょっと下がってきたはずだけどな、どうも納得できん。都心はガソリンも高いのかいっ?
ガソリン問題と初めての経路でちょっと迷ったせいか、結局1時間くらい掛かって何とか到着。時刻は既に12時半。今日は仕事だが、釣ったボラを仕事場に持って行くわけにもいかんので当然一度家に寄らなくてはいかん。さすれば3時半には撤収せんといかんか。まあ3時間もあれば目標の3本くらいはキープできよう?
なぜ目標が3本なのかというと、当然皮自体はたくさん欲しいので多いに越したことはないが、初めて来た時は設定した目標の5本がなかなか達成できずに夜になり、街燈に照らされるボラのクチパクを頼りに何とか5本釣り上げ、全て持って帰ったはいいが、5本全ての皮剥ぎ作業に数時間を要し、台所中にうろこ飛び散るわ臭いは取れないわで大変なことになったからだ。
つまり1回にたくさんの皮は欲しいのは山々だが、1回にたくさん捌くのは無理っちゅうことなんだな。そこら辺のバランスを考えると3本ぐらいが妥当という結論に達したのである。
上を歩いて渉れそうなほどの、マスとボラ
現場に着いてポイントへ入ってみる。ちょっと解説するとこのポイントは海のすぐ近くの川というか運河というかの場所で、やはり下水処理場から排水が出ている。排水は片岸からしか出てないので、橋の対岸側にもボラは多少はいるものの、排水口側とは比べるべくもないほど薄い。
そしてその排水口側にどれぐらいいるかというと、潮や時期にもよるが、いる時は上を歩いて渉れそうなくらいいる。知床の渡し舟に載って渡ったカラフトマスのポイントの中で、一番多かった場所に近いくらいいると言ってもいい。
それにしてもここのカラフトマスは多かったね。実はそのポイントは2日連続で渡してもらった2日目で、1日目はそれなりの有名ポイントに渡してもらって魚も釣れたが他の人も結構いたので、2日目は人のいないところ希望ってことで、初日に渡しで帰ってくる時に船からビッチリ魚が入ってるのが見えたところに着けてもらったんだな。そこは実は渡してもらうほどの距離もなく、がんばれば歩いて来れそうなところだったが、本当にびっちり魚が入っていた。
だが既に9月に入っていたので、朝一は結構釣れたものの、それ以降はパッタリと喰いが止まり、本当に上を歩いて渡れそうなほどビッチリいるのでインジケ付けてフライを漂わせていると微妙な波でアタリか!、と合わせるとほとんどがスレ。朝一以外は本当に全く何のやる気もない魚の絨毯なのであった(従って引っ張ればほぼ100%の確率でスレる)。しかしいったんスレ掛かりすると引きは半端じゃなく、ヘッドを2本も持っていかれたほどであった。
一人のタコのおかげで物凄く迷惑なことに

いつものように脱線しているので話をボラに戻すとして、その川の両岸は遊歩道になっているが橋の下で切れているので、同じ排水口側でも橋の両側(上下)は橋の上を渡って行かないと行けず、別のポイントとなっている。どちらがいいかというと甲乙つけ難い。その日による。
大都会の川なのでもちろん完全に護岸されており、上下どちらのポイントも岸側に四角く凹んだ所があり、そこから排水されているのだった。今回は迷ったが、対岸に向かって右側に入ってみた。
工事中という情報もあったが、それは終わっているかわりにメインのポイントの手すり上に怪しいロープと張り紙が! 見れば釣り鉤が橋の上の人に当たる事故が起きたとか書いてある。
本当にそんな事故が起きたとすれば、普通に考えれば犯人はフライやっている奴としか考えられない。が、そのポイントから橋の上の人間まではかなり高さも距離もあり、もちろん届くが敢えてそこを狙わなければ、まず到達しないはずだ。それでもそんなところに届いたとすれば(フライなら)よっぽど下手な奴としか思えない。
だってポイントは立ち位置から橋側の下を狙うわけだからバックキャストとは考えにくい。橋の下を狙って橋の上の人に当たるって、いったいどれだけ下手な人間か、っちゅうことになる。もしくはルアーとかの下手な奴も考えられるか(いずれにしろ普通下狙ってんのにはるか上には行かんだろ? 重力っつーもんがあんだからよー)。それにしても一人のタコのおかげで物凄く迷惑なことになった。
やってみるとロープは邪魔だができないこともないが、まずはロープを張ってない流れ側からやってみることにする。魚は見えるが濃いとは言えないのと、棚がちょっと深めだ。真昼間で天気も良く、水面が反射でギラつく上に透明度は元々最悪、棚が深めとすれば条件は悪いとしか言いようがない。この釣りはできれば見釣りで、フライがボラの口に入ったのを見て合わせるに越したことはないからである。インジケの動きだけじゃスレてもわからんし。
下水処理場のスプリングクリーク
それにしてもここのボラは全くやる気がないところも前述の昼間のカラフトマスに似ている。ビッチリいたって積極的に口を使うことはなく、ただ流れに向かって口パクしてるだけなんだな。9月のカラフトマスでも朝なら追い喰いもするが、ここのボラは何時だろうと追い喰いは絶対にしない。
ただし昼間のカラフトマスよりもマシなのは、流れに沿って口パクして何らかの有機物を吸い込んでるらしいので、違和感のないものをちょうど口の中に流し込んでやる感じでやれば釣れるのだ。しかし大きすぎたりして違和感があると、口パクのコースに完全に入っていてもよけられてしまう。まあ数の割に全然釣れないところも似てるかな。
しばらくやるもスレかなんかわからんアタリらしきもの数回のみで掛からず、凹みの湧水ポイントへ移動。湧水というと物凄く綺麗な水が湧き出しているように思われるが、言うまでもなくこれは下水処理場からの排水だ。それでもなぜ湧水というかと言えば、もわもわと下から湧き出している、まさに湧水な感じだからだ。
壁際の本当に湧水しているところは複雑に水流が渦巻いており、以前ここにフライをしつこく打ち込んで何本か釣ったことはあるが、水流に揉まれてインジケも何もわからんくなるのでアタリが取りづらく、勘で合わせるしかない。
メータークラスのボラがもしスレでかかったら
今回もここにしつこく打ち込んでみたが釣れず。そしてその湧き出た水は凹んだところから当然本流側(本流の流れに向かって90度に)流れ出すのではあるが、本流との間にテトラポッドが連なっている。いったん本流に向かって流れ出した水はかなり速く、テトラまでほんの数メートルしかないのでフライを流してもあっという間にテトラに着いてしまう。まあ流れ出したばかりのところは遅いが、加速度的に速度が増す感じなんだな。
しかし本流側がダメだとなればこっち側でやるしかない。まあこっちでしつこくやってもダメなら橋の逆側に移る手も最終的にはあるが、今日は時間がないのでそうも言ってられまい。
ここも何度か通ううち、掛かった後、口かスレか大体わかるようになった。アベレージサイズ(45cm前後)ならちゃんと口に掛ければ走りは何てこともなく、問題なく寄せられる。しかしそのクラスでもスレならそうはいかん。今日の道具立てはスコットのTシリーズ(廃番、ARCの前)の9.5フィート4ピース9番だが、ここのボラがスレで掛かったらオーバータックルでも何でもなくちょっと非力なくらいだ。
それどころか聞いた話ではメータークラスまでいるということで、もしそんなの掛かったら竿がどうとかより、ティペットが持たんだろうな。ちなみにリールはマーキスディスクの#8で最低性能だが一応はディスクっていう奴だ(ただし見た目は好き)。
いやー、例によって話が進まんのでちょっとは進ませるか。
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