『フライの雑誌』第66号 内容の一部をご紹介します
66号紹介>
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◆バンブーロッド“目隠し”振り比べ2 編集部まとめ
国産バンブーロッドのブランド銘を隠して振り比べてみた
日本酒やワインでは当たり前の「ブラインド・テイスティング」を、フライフィッシング・タックルでやってみようというこの企画。第1回目は各方面に物議をかもしました。第2回目の今回は、ティスティング方法をさらにバージョンアップさせて、8本のバンブーロッドを振り比べます。
ブランドイメージを排除したとき、わたしたちはどこまで自分の感覚へ忠実になれるのか。
8人のバンブーロッド・ビルダーの皆様へ、本企画へのご理解とご協力を心から感謝します。
◆隣人のフライボックス 66
北見康太郎
朝はカンパチやイナダ、シーバス、夕方はバス、ライギョ。
毎日がダブルヘッダーの熱い夏
…「人のマネはしたくないから、自分の思うように作っていたらこんな風になった。基本はシンプルイズベストです。シンプルなフライは極端に凝ったフライから削って削る。今はウレタンだけのカエルを考え中」。
●一目見て「なんだこりゃ」。よくよく眺めて「すごいなあ」。フライフィッシングをやりこんでいる人にはびんびん分かる、ウルトラユニークなフライボックス。
◆浜の親父、目玉のおやじ
渡辺保司
…確実に釣るために、危険な釣り場を用意した。危険な釣り場とは、釣り場自体にとても行きにくい釣り場を想像するが、私が言っているのは「よく釣れるんだがあそこはなあ」といわれる釣り場である。とてもよく釣れるが誰も行かない、私はそんな釣り場を二つ知っている。
一つの海岸は、いつ行っても強面の親父がでてきてケンカになる。近所数軒がこわい親父の集団で、竿を折られた釣り人もいると聞く。もう一つは柵があり、巨大な犬数匹がいる護岸。しかも数匹のうち1匹はとても凶暴で、追いかけられればまず海に飛び込まなければならない。足を思い切り噛まれこともある。
…一部で大注目の「目玉おやじ」発案者によるほのぼのエッセイ
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心に残るあの一匹 会心のヤマメ、逆転のゴギ
岩谷 一
…岩の際にフライが さしかかり、そこへゆっくりと近づく黒い影が視界の隅に映った。そしてもっとゆっくりとフライをくわえ込んでから、フッキングするまでの記憶はない。 気がつくと、天空の谷に守られ続けてきたヤマメがネットの中にその魚体を横たえていた。 (わるいね、Kさん) この川を選んだ勘の持ち主はK氏だった。こうなればもう余裕だ。さあさあ、K氏よ。この先はあなたが思う存分釣るがいい。私はもう十分だから。…
釣り人なら誰にでも、忘れられない一匹の記憶がある。気のおけない友人と共に過ごす一日、いつまでも心に残るあの一匹。
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魚の数だけ楽しみがある!
杉山 充
…真夏、風裏の穏やかな海面に流木のごとく定位している魚をご存知だろうか。それはダツである。あんなの釣れるの、と思っている人が結構多いようで、私が釣りをしている最初の頃はよく馬鹿にされた。しかしダツもまた、真夏のポッパーゲームの主役である。ポッパーに非常にいい反応を示す。ポッパーをキャストしポップ音でアピールした途端、普段の優雅な姿からは想像もできないほどの獰猛さを見せる。フライをチェイスし何度もアタックを繰り返す、そしてフライを射程距離にとらえた瞬間に、鋭いノコギリのような歯でフライを噛み潰すのである。
フライフィッシングで一体何種類の魚が釣れるかをテーマにした釣り人の人気連載レポート。今回は夏から秋の海で楽しめるエキサイティングな海のポッパーゲームを中心に。
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◆新米親分
碓井昭司
…それにしてもたいしたネコである。こいつには恐いものなどないのかもしれん。私は尊敬をこめて、シロブーを誉めて言ってやった。 「おまえは、ほんとに、汚いなあ」 シロブーの右前足が一閃し、私の手の甲に一筋の血が滲んでいたのであった。私は心から敬愛をこめて言ったのだが、プライドの高いシロブーは軽蔑と受けとったのだろう。シロブーは立ちあがると、いつもの悠然とした足どりでいってしまった。やはり、敵にはまわしたくない相手であった。ましてや毛バリになど、できる相手ではないのである。…
今秋小社から単行本を発行予定の筆者による、極上のフライフィッシング・エッセイ。
◆ネルソンだより12 ミルフォードの十三人
キョーコ=マーフィー
…キウイは実によく食べ、よくしゃべる。私はまず丸テーブルを囲む彼らのすさまじい食欲とその賑やかさに圧倒された。一体いつ食物を噛みくだすのかと訝るほど、誰もが早口に矢継ぎ早に話す。私は自分も何か口を挟もうと頭の中で必死に英語を組み立てているうち、話題はどんどん移り変わる。ポカンと取り残された私に、ハックはこう耳打ちした。 「キョーコ、もしあなたが内気なら、人と出会えるチャンスは少なくなる…」 キウイ英語の嵐に怖じ気づいた私に彼は、 「勇気を持て」 と言っているのだった。
…ニュージーランド在住のキョーコ=マーフィー氏による、人気連載第12回。
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品切れにご注意ください。
『フライの雑誌』第66号は8/20発売です
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