原発を阻止し、拒否し続けている地域は全国に64カ所ある

いらない、つくらせない!
原発を阻止し、拒否し続けている地域

原発を拒否している地域 29
廃物処理を拒否している地域 28
再処理を拒否している地域 4
中間所蔵を拒否している地域 3

日本の原発は、海に面した過疎地に立てられています。言うまでもなく、原発は危険で人口密度の高い都市部にはつくれないからであり、各地の漁村を対象に原発誘致が行われてきました。

自治体の貧困財政、政策的に放置されてきたがゆえの地域振興への期待、これらにつけこむ電力会社、手をかす政府や県、市・町当局、原発建設に意欲的な議員たちによって地元住民の「原発反対」の声は、覆され、力抗せず、つくらせてしまったといえるでしょう。

一方で、原発や再処理工場などの建設計画が持ち込まれても、それを阻止し、拒否し続けてきた地域が数十カ所もあることは、あまり知られていません。

そこでは、きれいな水、美しい海や里山を守りたい強い意志と農漁業の振興を自ら問い直す努力が、原発計画をはねのけ、結果として地域を越えて仕事や人材交流を生み出し、安全な食を求める消費者を獲得することにもつながっていったのです。

地域で暮らし続けるという強い意志があれば原発をはねのけることができる、手作りの地域振興は可能だと示した例があることは、私たちの大きな希望と道しるべになっています。

※『原子力発電は〝温暖化防止〟の切り札ではない! 地球上の生命環境にとって最悪の選択… 〈日本は危険な地震列島!!その上に54基もの原発がひしめいている。〉』日本カトリック正義と平和協議会2010年12月20日刊行リーフレットより:
水口憲哉まとめ

きれいな水、美しい海と山で暮らし続けたいなら、
原発を受け入れてはいけない。

福島の事故で私たちはもう充分すぎるほどに分かった。

これ以上の汚染はごめんだ。

 > 『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』(水口憲哉=著)

淡水魚の放射能―川と湖の魚たちにいま何が起きているのか [単行本] 水口 憲哉 (著)
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水口 憲哉 (著)
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